自分らしく生きたい

自分の体験が誰かの生活のヒントになったらいいなと思います

11月振り返り/フェミニズム勉強中

 

 

 


11月振り返り/フェミニズム勉強中

 


12月5日

 


そろそろ日記が書きたいなぁとiPadのメモを開いたら、前回の執筆から早くも1ヶ月が経過していて、ピルを飲み始めてから調子が良くなったとは言えここまで変わるか!とちょっと驚いた。月経前症候群の影響でクヨクヨ鬱々とした気分に苛まれて、(元を辿れば受験のこととか自分が身を置いている環境のこととか母の死のこととかとか引っ越して生活が新しくなったこととかいろんな精神的な負担があったんだとも思う)頭がぼんやりとして何にも集中できない、布団に横になって動けない…なんて日が皆無と言っていいほどになくなった。おかげで何もできないよりはマシだ(何かしていないと気がおかしくなるけどできることは限られている)と、日記を殴り書いていたあの時間も無くなってしまったわけなのだけどね。

 


11月は中旬にかけて、私にとって大きな依頼である山の作品を仕上げるために、休みのたびに絵筆をとっていた。ちょうど寒波が来てぐっと平均気温の下がったタイミングだったので、絵の気分転換に散歩がてらよくスーパーに行って、なんとなく冬っぽい食材を買ってシチューだのおでん風の煮物だのを作って食べて過ごした。ほぼ毎回休日は、絵描いて散歩して自炊して…という生活を繰り返していた。(冷蔵のレンチンでも食べれるうどんをアレンジして昼食にするのにハマったり。)18日ごろまでには山の絵はほとんど完成していたわけだけど、もっと絵が上手くなりたい欲、私って描けば描けるんだから(やればできるの描くバージョン)どんどん描こうよ!という自信とか勢いのようなものが生まれて、やたら机に向かう時間が長かったな、それが何日も続いた。本当に安定して生活できてた。ちょうど少しその繰り返しの生活が飽きてきたかなって頃に、超一大イベントであるモーニング娘。のコンサート2デイズがあって、初日の前日から夜更かししちゃって朝までハロプロ動画を見まくって、それから2日間どっぷりオタ活を楽しんでリフレッシュしてたね。そしたらいつの間にか12月になってた。

 


12月ってほんと過ぎるの早いね。今日が何日か分からず毎日過ごしてる。カレンダーを見ても予定が頭に全く入らん。毎日新鮮な目であと何日後にこのバイトがあるから明日はあれしてこれして…ってしつこくやってる。

 


最近読んでる本は、今1番興味のあるフェミニズムの分野を拡大して、女性の「仕事」に対する困難についての本。フェミニズムの読み物で言及されることが少ない、「女だけどバリバリ男並に働きますけど何か」って生き方を選んだ女性の、それでも女性だから受ける葛藤とか困難があるっていう内容で、新書だから論文をまとめたものになるんだけど、興味のある研究だから読んでてすごく面白い。もしも私が中高とエリートコース?を選んで、社会のためにそして自分のやりがいのためにかっこいい企業でバリバリ働くぜ!って大学も就活までもがんばり通した女子だったら、今ごろこんな困難にぶち当たってたのかって、結構リアルに想像しながら読んじゃう。ていうか社会ブラック企業(就労時間が長い)当たり前に存在しすぎやろ。やりがいの搾取蔓延りすぎやろ。ってまた頭抱える羽目になってるけどね。

 


どうしても大きな「成果」を出そうとしたり今までにない新しいことを始めよう!と挑戦する時って、相応の「時間」を費やす必要がある。それを「利益」回収が絶対にできることを条件みたいに企業はやるんだから、ある程度のスピード感って必要になって、そうすると人間がどう思おうが数字とか利益とかどうにもならないからなんとかしようって、一日中働きづめになってしまうんだろうなぁと想像するけど、(この資本主義社会の豊かになるために目に見えないものに人間が振り回されて疲弊している気味が悪い感じ)なんとかならないのだろうか。

 


以下、今読んでる『「育休世代」のジレンマ〜女性活用はなぜ失敗するのか〜 中野円佳 』に感化されて考えたことをつらつらと描いてみる。他、上野千鶴子先生の東大入学式祝辞、著書数冊、酒井順子さんの著書「男尊女子」などを読んで得たフェミニズムの意識。

 


私はとにかく休みがたくさん必要な、バリバリ働くなんて到底無理なほんわか右脳系おうちが大好きハンドメイドとかやっちゃって丁寧な暮らし系お嫁さん候補みたいな女子なんだけど、でもだからって難しいことはできませぇん男の子ってしゅごぃ〜かっこいい〜守ってほしい〜っていうのに成り下がってはいけないんだなって、ここ最近のフェミニズム学習で意識するようになって、自分のポジションの意外な塩梅の難しさ(ちょっとどっちかによると、あーそっち系ねってなる絶妙さ、お嫁さん候補系になるかフリーターもしくは作家で1人で独身で子供もいなくてかっこよく生きますみたいな強い女、か、※最悪ただのパラサイトシングル)を感じているわけなんだけど、そう思うと、私って地に足ついてないなぁってなんちゃって作家業のアルバイターをやりながら落ち込むこともあるけど、そもそも社会に女子の堅牢な立ち位置っていうのが確立されていないから、地に足のつけどころがないのかもしれないと、なんか思いついたから言ってみたり。ちょっといいこと思いついた気がするから以下深めてみたり。

 


お嫁さんになる❤︎寿退社❤︎なんていうのは古い考えで、フェミニズム的には完全にアウト。男の下について男を立てて一生を過ごしますっていう人生の主役引退宣言だからだめ。ちゃんと自分で自分の人生を生きなきゃ、もし夫がクズだって判明したりもう僕は働けませんって突然なった時、すごく困るよね大丈夫?ってフェミニズム的には口を酸っぱくして言われることなんだけど、私は田舎出身者だからお母さんはパートでお父さんがサラリーマンで(残業も休日出勤もない収入は200万ちょっとだけど土地は一応あるし持ち家だし畑もあって祖父祖母も元気だから十分生きていけるくらいの平々凡々のどかな会社に勤めていて)家にいる時間が長いぶんだけお母さんが家事を多めに担っていて(余った時間でハンドメイドとか昼寝もできちゃったりして)お父さんは日曜大工とか買い物に行く時の運転手とか休日は子供の遊び相手になってくれて…って、男に金銭面を任せるな!ってカリカリしすぎなくてもちゃんと幸せにもなれるんじゃないかってちょっと思っちゃう部分もあるけどね。

 


で、寿退社はしないとして、女のポジションとして次に、一般職とかやだ、やりがいのある仕事がしたい、やりがいのある仕事はしたいけど育児と両立できる範囲で…ってそんな職場どこにありますか?っていう葛藤もめっちゃわかるなぁ、会社員経験ないけど。なんか、まず一般職と呼ばれる補助系の単純な仕事って飽きそう…。やりがいを感じにくそうなのはなんとなく想像つく。あと事務系の職場の女社会ギスギスみたいなの想像するだけでノーローゼ。

 


で、なんか大人の女のいいポジションってあるかい?って話だ。世間的には女は一般職の仕事について育児と仕事を無難に両立するのが一人前の大人像なんだろうけど、(〇〇師みたいな専門系の仕事につくのはどういうポジションなんだろう?未履修。)それがフェミニズム的には、うーん、アウトより?なのかな、やっぱりそれは男を立てているよね。事務的な仕事が好きでやりがいを感じているなら問題ないけど、それしかなくて仕方なくやっているならアウト。24時間でつまらない時間が6時間も8時間もあって、それが人生の残り半分をゆうに埋め尽くすと思ったら、悲しい、私の人生やりきれないと思う。考えすぎなのかな。てか男性側はどんな思いがあるのだろうか、総合職とは実際にそんなにいい仕事なのだろうか。利益や成果、昇格降格、どのくらい意欲をそそられるものなのだろうか。満員電車に揺られて大変だろうに日々何を思って仕事へ向かうのか、つまり多少大変でも大丈夫なくらいに仕事にやりがいがあるってことなのだろうか。それとも女みたいに出産っていう人生これからにして超一大イベントがあったりしないから、別にあれこれ考えることが他にないから仕事いっとくかみたいな単純で疑問にも感じないほどの当たり前のことなのか。自分が男であるが故の立ち位置や与えられる環境に満足や納得をしているのだろうか。フェミニズムが論じられて女の生きずらさが顕になったのなら、逆に男の生きずらさも顕にしていかないと改善策見つけにくいと私は思うよ。同じ社会で生きてるから擦り合わせて落としどころ見つけて行きたいよね、知りたい。

 


大人の女のポジションの不確かさ、世間でもっと論じられてほしいなぁ。世間の論を耳にして一緒に考えたい。とりあえず年末に歳の近い従姉妹たちに会うから最近どうか聞いてみようっと。