2024年8月31日
明日の早朝、福岡行きの格安航空に乗って、彼氏の実家へ遊びにいく。9月1日から10日までの、10日間の滞在になる。
彼氏とは、半同棲して、3年目になる。付き合って、5、6年ほど経つ。
いよいよ、結婚が現実的になってきた。というか、この旅で、結婚が現実的なものになりうるのか、挑戦するような感じ。ただ、お互いが、好きという気持ちだけで今までも、今も、いる。
彼氏のご両親に会うシミュレーションをして、ホームシックになって、泣いている。今週は毎晩そうだった。不安で、寂しい。私という存在が、不確かになる感じがするのか、過去のことをたくさん思い出して、自分史をおさらいして、私とはこういう者ですと思い出して、強くあろうとしている。そうじゃなくても普段から、夜になるとあれこれ過去のことを思い出してしまっていたけど、より鮮明に思い出すような気がする。楽しかったこと、悔しかったこと、両親からもらった愛情、祖父母からもらった愛情、姉妹からもらった愛情を思い出して、涙が出る。
福岡県は、遠すぎると思う。もっとお互い、近所に住むような相手だったらよかったのにと思うけど、遠くに住んでいる彼に、惹かれてしまったのだ。おかしいだろう、仕方ない、恋愛だ。
彼氏のご両親は、すでに私のことを、あたたかく、自然に、受け入れてくれそうな感じだ。それが、嬉しくて、ありがたくて、でも怖くて、不安で、寂しくて、涙が出る。
彼氏が羨ましい。帰る家があって、そこが自分もこれからひとりの大人として生計が立てられそうな土地であることが羨ましい。私の実家は、ちょっと山奥すぎる。いまどきの、普通の20代、30代として、暮らしていこうと思うと、限定された仕事から、仕方なく選ばなきゃいけない。それを良しと私は思えない。公務員か、介護福祉、保育医療系か、農業か、林業か、土建屋か、あとは車の修理屋さんとか、水道屋さんとか電気屋さんとか、みんな自営業。そして、人間関係はやっぱり閉塞的だ。変化が少なくて、日々はマンネリな感じ。だから、私は帰れない。
東京にきて丸々2年経って、最近実家に帰ると、なんだか墓の上で死を待っているような感覚に陥ることがある。その日生きる分だけの費用さえ本当に最低限やりくりできれば、なんの刺激もなく、穏やかに歳を重ねて、死ぬことができる。その穏やかさに苦しくなる。
今、時刻は0時27分。9月になった。
台風10号の影響で、ここ数日雨ばかりだ。蒸し暑くて、梅雨に逆戻りしたような感じだ。外に出る際は、雨雲レーダーのチェックが欠かせない。赤い雷雨雲が、頻繁にやってくる。
今週はそんな中、5日間もバイトに出かけたのだけど、朝外に出て、真夏の猛暑日ほどの焼けるような灼熱さがなくなったからといって、油断して10分も歩けば、身体中がじっとりと汗ばんで乾くことはなく、ちゃんと暑くて不快だ。道ゆく外国人観光客に、この湿気についてどう思っているのかと心の中で問う、さぞ苦しかろう。
2024年9月6日
8月中旬に彼と共同で購入したMacBookにて日記を打ち込む。
正直、全く使いこなせる気がしない。
自作で本を作りたくて、AdobeのIndesignが良さそうだというところまで調べて、習うより慣れろの精神で勢いよく購入を決断。
今後のキャリア形成(?)のためにも、パソコンの知識や経験は必要だろう。PC代は分割払いで月3千円を2年間、Adobeも月々3千円で計6千円の毎月の出費。ちょっと痛い。バイト代で月約10万円稼いでいて、そのうち食費(+α消耗品生活費)が約5万円、通信費&電気水道代が3万円、毎月8万円はきっちり飛んでいく。そこにプラス6千円。いよいよ少しの油断も許されない状況になってきた。何とか頑張ろう。
東京の自宅にWi-Fiがないので、9月1日から10日までの、彼の実家への付き添い滞在期間中に、ある程度触っておきたいと考えて、2日に早速Adobeの購入とPCの各種設定を触ってみたりした。
3日は、MacとWindowsとのキーボードの違いをYouTubeの解説動画を見ながら習得。 Mac、使いにくい。覚えるまで辛抱。
その後は、ちょっとやる気が出なくてPCを触らなかったが、このままではいけないと今日はこうやって日記を打ち込むのに使ってみた。Indesignについては、3千円かけてハウツー本を購入して、PCの隣で開くも、全く頭に内容が入ってこない。
彼氏の実家に遊びに来て、早くも5日が経った。ほとんど布団で寝て過ごしている。こんなにダラダラと過ごしたのはいつぶりか。彼氏のご両親は共働きで、朝早くにお出かけになり、18時ごろ二人揃って帰宅され、私たちの分も夕食を用意してくださり(追記:一切、私は(私たちカップルは)お手伝いをせず、食器すら洗わず、本当に全日程甘えて過ごしてしまった。彼は、甘えればいいの一点張りで、彼のせいにするわけでもないが、私は1人で手を出す勇気もなくて、のろのろと甘えて過ぎてしまった。)19時に家族揃って夕食を済ますと21時ごろまで居間で家族団欒し、先にご両親が就寝される。
私と彼氏は、その後ダラダラとお互いにドラマを見たりゲームや読書をして、0時ごろ順番に風呂に入り、お互い眠くなった時に寝る。私はだいたい2時ごろに就寝。彼は、よく知らないけどほとんど昼夜逆転したような生活のようで、私が目を覚ます午前10時ごろに隣にやってきて爆睡しだす。私は日中、といっても午後の夕飯までの数時間を、一人で読書をしたりPCを触ったりして過ごす。せっかく福岡に来たけど、特に観光せずに滞在が終わりそうである…。(追記:彼主導の帰省だったので、彼の判断に任せたいと思っていた…彼が家でゆっくりしたいならそっとしておこうと…。しかし妹さんが助言してくださったのか、この後、妹さんやお父様に色々とドライブに連れて行ったいただいた。なんだか、申し訳ない…彼氏がだらしなくて申し訳ない…)彼氏と生活リズムが微妙に合わなくて出かけられそうにないのと、私自身も彼の実家の居心地がよく、とにかくWi-Fiがある環境がありがたい、本とデジタル機器をテーブルに並べ、庭の見える西南向きの窓辺で日差しと風の動き感じ、冷蔵庫から冷たい麦茶をいただき、ひとりで一軒家を(我が物顔で)堪能し、いくらでも時間が潰せるため、お尻に根が張っている。日曜日に佐賀の呼子に家族で行くのが唯一の観光になりそうである。大変楽しみである。イカのフルコースをご馳走していただく予定である。大大大感謝である。
2024年9月9日
明日の夜の飛行機で東京に戻る。
一昨日は、一人旅を決行し、ベイサイドプレイス博多から市営渡船で志賀島へ行き、レンタサイクルで島を一周した。(追記:最高だった!!海に船に、テンション爆上がりだったし、MTB乗るのなんて初めてだったけど、めっちゃ汗かいたけど、超爽快で!下り坂なんて特に!ひゃっほー!って1人で叫んだよ!)
昨日は、彼氏のご家族のご好意で佐賀県の呼子に連れて行っていただき、海中魚処萬坊でイカの活け造りや天ぷらをご馳走になった。(追記:すっっっげー美味かったー!)妹さん、遠くまで運転ありがとうございました!
いよいよ旅の終盤、今日、明日はどう過ごそうかというところで、やはりお金もそんなにないし、自宅にWi-Fiがあるということで、今日は寝起きに本を読み朝食を摂るとパソコンをぽちぽち、Adobeのチュートリアル動画を片っ端から観て勉強し、Xで藝祭の話題の作品をチェックしたり、今後のキャリア形成の構想を練ったりなどした。
インプットした分だけ同時にアウトプットしないと気持ち悪い性格で、こうやってとりあえずキーボードを叩いてみる。
今読んでいる本は、いろいろあるのだけど、やっぱり島田潤一郎さんの本が面白くて、ちくま文庫の「あしたから出版社」に夢中。
島田さんの、挫折や、かなしみ、そして一途な情熱が、原動力となった文章、島田さんの生き様は、本当に魅力的で、母を看取った経験から、本の魅力にどっぷりと浸かっていった自分と重なる部分もあり、入り込んで読んでしまう。本を読む時に、情景がいかに鮮やかに浮かんでくるか、その世界にいかに没入できるか、というのが自分の本に対する評価基準であり本の魅力だ。
と、ここまで書いて、お父様の運転で、家族でドライブ〜パン屋さんで明太フランスを買っていただき日田市へ〜また色々ご馳走になり、素敵な日田の景色を紹介していただいた。三隈川、青々としてて本当に綺麗だったなー。遠くに見える山も、空も、広くて、鮮やかで綺麗だった。ありがとうございました!
日記はここまで。最終日も、夜の飛行機の時間まで博多でうまいもん食べて、(博多ラーメンからのもつ鍋というね、満喫です。)結局しっかり福岡観光できて、楽しく過ごせました〜〜〜