自分らしく生きたい

自分の体験が誰かの生活のヒントになったらいいなと思います

個展前6月•7月の変哲もない日記

 

 

2024年6月27日

 


 一昨日、早朝4時、日の出に合わせて散歩に出かけた。

 夏休みの朝だと思った。湿度を帯びた、ぬるい空気。静けさ。

 どこかの家から、人が活動している音が聞こえたら、突然記憶がタイムスリップした。

 お味噌汁を作る、鍋がことことと音を立てる、

 朝日が降り注いだ、黄金色のキッチン。

 

 また、子どもの頃に戻りたいと思った。


 先月の日記にもあるけど、最近の私は、子どもの頃に戻りたいとばかり思う。個展に向けての緊張が原因か、体調が安定しなくて、楽になりたい、休みたい、何も考えたくない、でも、そんなの無理で、仕方なくて、仕方ないよ頑張らなきゃどうにもならないよと、自分を諭せてしまう大人の自分に嫌になって、布団に横になって、やっぱり子どもの頃に戻れたらなぁと想像して涙を流したりする。

 

 お母さん。会いたいとか、そういうのじゃなくて、ただ、お母さん。と思う。

 

 不安がない。寂しくない。いつも目の前の楽しいことに夢中で、全てが新鮮で、全てに全力で、お腹が減れば母の手料理が待っていて、遊び疲れたらふかふかの清潔なお布団でよく眠る。

 子どもの頃が、幸せすぎたのかもしれないなと思う。

 


 21日に梅雨入りして、もうずっと蒸し蒸しジメジメとした毎日。去年の夏に、家中のものをカビさせてしまったから、惜しみなくクーラーを使う毎日。

 先月の日記から今日までのことを軽く振り返っておこうと思ったけど、なんか色々あってんなー…。最初の週は、ざっくりいうと絵の締め切りに追われてたかな。そこから解放された次の週は、息抜き三昧。いろんなところに行って、遊んだりして、楽しかった。アマプラでアニメ映画2本見た。その後すぐ、彼氏が風邪をひいて、私にもうつって、喉が痛かったり、ちょっと熱っぽかったり。彼氏の咳が気になって、3日目くらいにどうにかならないの!?とついイライラ当たってしまった。彼氏はその前の週くらいからうつ状態が続いていて、家では常にゲームをしながらYouTubeでゲーム実況を聞いていて、その実況の音声にもうんざり、イライラよくしてしまう。さっきも、うるさい!って言ってしまった。

 もうすぐ朝の4時。今日はまた、眠れない日。漢方は飲んだけど、まだ寝る時間じゃないんだろうなーって、目が冴えちゃってる感じ。かといって何かできるかって言われたらできない、刺激は求めていない感じで、今日はこうやって日記を書いてみることにした。最近の様子を見ると、どうやら色々作業が捗った日には、脳が興奮しちゃって夜眠れない。そうやって眠れなかった日の翌日は、丸一日かけて布団とかでぼんやり過ごして、なんか夜もめっちゃ寝て、次の日完全復活して、過剰労働して、目冴え冴えで、朝方まで起きちゃったりする、その繰り返し。

 

 

 

2024年7月16日(火)

 


 先送りにしすぎて後のなくなった産婦人科クリニックでの受診を済ませ、ドロエチあすか(超低用量ピル)を3ヶ月分手に入れて、ほっと一息ついた午前11時。今日は久々に、何の締め切りにも追われていない休日で、この後何をしようかな、という感じ。

 昨日から生理で、そんなに元気ではないし、岐阜と東京を行き来した疲れも出ているだろうから、やりたいことはちょこちょこ思い浮かぶけれど、何をどれくらいしようかな、できるかな、とのんびり考える。


 個展も無事に始まったことだし、ここ数週間のことを振り返りながら、また個展で書き足りなかった分の話とか、熱の冷めないうちに追加でどんどん書けたらいいよなと思って、とりあえずキーボードを出して机に向かってみる。


 それにしても今日の産婦人科めっちゃ空いてた。もはや貸切で、めんどくさいなぁとあんなに渋っていた時間が馬鹿らしくなるくらいに一瞬で用事が済ませられてよかった。その後の薬局の方が混んでいたくらい。でも読みたい本があって持ち歩いていたから、待ち時間ウェルカムって感じで、ありがたく本を読んで過ごした。


 個展前はかなり生活リズムが乱れていたけれど、朝の高速バス〜設営〜在廊まで岐阜で過ごした数日間の正しい生活リズムが現在にまで継続中で、昨晩はバイト終わり0時頃には眠って、今朝は8時頃起床した。


 部屋干ししていた洗濯物を片付けて、9時に彼と珈琲館でモーニングを食べた。とっても優雅な1日の始まり。やっぱり朝はトーストがいいよね、などと、お互いの実家の朝ごはん事情や、わたしは中学生の時に母が入院している期間があって、その時に祖母が作ってくれた朝ごはんが完璧な洋食のモーニングプレートだった(普段の我が家の朝ごはんは白ごはんに味噌汁と卵焼きだった)懐かしい話をしたりして過ごした。

 

 今日、涼しい!昨晩からずっと冷房なしで過ごせている。

 そうそう、個展前は本当にめちゃくちゃ暑くて、気温は連日35℃近くにまで昇って、冷房は24時間つけっぱなしで、窓なんて1日1回たりとも開けられなかったのだ。本日、久々に窓を開けて風のみで過ごしています。あの頃の東京は、夜の22時で30℃あったのだから、まじで終わってる…って本当にうんざりしてた。

 岐阜は流石に涼しかったし、東京に戻ってきてバイトだった昨日一昨日も結構涼しかったから、あの頃の暑さが嘘のようで、これがまさに狐につままれた気分ってやつだな、などと思う。ただ去年もこの時期暑くて暑くて、湿気も酷くて、鬱憤を日記に書き殴っていたからよく覚えている、こんなもんだという覚悟や諦めのうちでなんとか過ごしてはいた。

 

 天気はどんより曇り時々雨で、なんとも梅雨らしい感じ。やっと梅雨らしい感じの東京。

 

 

 

2024年7月23日(火)

 


 三連勤明けの休日。朝10時、腹ペコで、布団から抜け出す。部屋に朝ごはんっぽいものがなくて、買いに出かけたら、暑すぎて死んだ。夏。まじ、灼熱。太陽の強い日差しは、肌にあたると火傷するような熱さだ。

 買い物に出かけたのは失敗だったという負の感情に負けたくなくて、帰ったらすぐテキパキと部屋の片付けをして、洗濯を回して、お皿を洗った。洗濯を干して、お米を炊いて、コーヒーを飲みながら机に向かう。

 

 追記

 結局、この日は日記は書かず、絵を描いた。個展が始まり、最終週に在廊する際に追加で絵が置けたらいいなと思って、7月後半も休みのたびに絵筆をとった。

 6月、7月は、とにかく絵を描いた。コツコツ、コツコツ…目が覚めたら何よりもまず机に向かって、絵の続きを描き始める。集中力の続く限り次々と、次々と…